2025年1月タイニュースまとめ:大気汚染深刻化、同性婚法施行、経済・事件事故など最新情報を網羅

2025年1月も終わりに近づき、タイでは様々なニュースがありました。
今回は、1月22日から31日までの主要なニュースをまとめ、お届けします。
健康に関わる大気汚染問題、社会の変化を示す同性婚法施行、経済や事件事故に関する情報など、タイの最新情報をまとめてチェックしてみましょう。※この記事は試験運用中です。

深刻化する大気汚染問題と対策:バンコクでは公共交通機関の無料化も

1月を通して、タイ全土で深刻なPM2.5による大気汚染が問題となりました。特にバンコク首都圏ではPM2.5濃度が危険レベルに達し、市民生活に大きな影響が出ています。

1月20日には、タイ64県でPM2.5濃度が健康に有害なレベルに。バンコク都庁は市民に屋外活動を控え、防塵マスク着用を呼びかけました。
1月22日には、バンコク西部で再びPM2.5濃度が健康被害レベルに達し、都庁が在宅勤務を推奨する事態となりました。

大気汚染対策として、バンコク都は1月25日から31日まで、都市鉄道と路線バスの無料運行を実施。1月26日にも、1週間の運賃無料が改めて発表されています。さらに、1月25日からはバンコクの電車無料運行が開始されました。
また、タイ政府は1月24日から5月31日までの期間、全国で農業残渣の焼却を禁止し、大気汚染対策を強化しています。

しかし、1月28日には、バンコクの都市鉄道無料化に「税金の無駄遣い」との批判も出ています。一方で、1月29日には、バンコクの大気汚染が改善傾向にあり、PM2.5濃度が3分の1まで減少したとの報道も。電車とバスの運賃無料措置の延長も検討されており、「車が10%減った」という効果も報告されています。

タイで同性婚法が施行:初日に1800組以上が婚姻登録

社会的な大きな変化として、同性婚を認める法律がタイで施行されました。

1月23日、タイで同性婚を認める法律が施行され、多くのカップルが挙式を予定。同日には、同性婚法施行初日を迎え、数百組のカップルが結婚式を挙げました。
さらに1月25日には、同性婚法施行初日に1,832組が婚姻登録を行ったと発表。1月26日には、同性婚の婚姻届が受理開始、初日にバンコクで661組が提出しました。

タイ国政府観光庁(TAT)は、同性婚挙式を観光客誘致のセールスポイントとする計画を発表しており、新たな観光資源としての活用も期待されています。

経済・ビジネス関連ニュース:万博、炭素税、デジタル投資など

経済・ビジネス面では、2025年大阪・関西万博に関するニュースや、炭素税導入の動き、デジタル投資の拡大などが注目されました。

1月23日、タイは2025年大阪・関西万博で医療とウェルネスの卓越性を披露すると発表。
1月23日には、タイ政府が2025年までに炭素税導入へ。ASEANでシンガポールに次ぎ2カ国目となります。
1月25日には、グーグルがタイへの投資拡大を表明し、デジタルハブ化を後押しする方針を示しました。
1月30日には、TikTokがタイにデータセンター設立を発表。1270億バーツ(約38億ドル)の投資となります。

一方で、1月29日には、タイ進出日系企業の業況感「引き続きマイナス」であるというバンコク日本人商工会議所の調査結果も発表されています。

事件・事故:タクシー運転手死亡、高速道路にブタ落下、空港システムダウンなど

事件・事故に関するニュースもいくつかありました。

1月21日バンコクでタクシー運転手が車内で死亡。乗客は気付かず乗降していたとのことです。
1月21日には、タイの高速道路にブタが落下し、交通に影響が出るという珍しい事故も発生しました。
1月25日には、ドンムアン空港でシステムダウンが発生し、チェックインに1時間以上の遅れが生じました。
1月27日には、タイ東北で7人の中国人を拉致現役警察官も関与している事件が発生し逮捕されています。
同日バンコク・ラプラオ48のアパートで薬物所持の男が逮捕
さらに同日英国でのタイ人妻殺害容疑の英国人男がカンチャナブリで逮捕されています。
1月24日には、タイ初のオリンピック金メダリストが、強姦未遂で実刑判決を受けるという衝撃的なニュースもありました。
同日ペッチャブーン県で教師の科学実験中に生徒が火傷する事故も発生しています。
1月30日には、パタヤで偽ドル紙幣所持のイスラエル人が逮捕されました。
1月31日には、プーケット空港で外国人観光客が放尿し、職員の注意も無視する動画が拡散され物議を醸しています。

健康・医療関連:未承認スマートデバイス注意喚起、鳥インフルエンザ、結核検診

健康・医療に関するニュースでは、未承認のスマートデバイスへの注意喚起や、鳥インフルエンザに関する注意喚起、結核検診の取り組みなどが報じられました。

1月27日タイ食品医薬品局(FDA)が、未承認の血糖値測定スマートデバイスに注意喚起を行いました。
1月24日には、鳥インフルエンザのリスクについて、家畜農場訪問や生乳摂取と関連があるとの報告がありました。
1月28日には、タイでも生の牛乳に注意喚起がなされ、鳥インフルエンザの哺乳類感染のリスクが指摘されています。
同日タイでAI活用のモバイル結核検診を開始したというニュースも報じられました。

その他ニュース:入国カードオンライン復活、チェンマイ世界遺産登録、国境監視強化など

その他、入国カードのオンライン復活や、チェンマイの世界遺産登録に向けた動き、国境監視強化など、様々なニュースがありました。

1月25日、タイは入国カードをオンラインで復活させ、5月1日から導入する予定です。1月26日にも、タイの入国カードがオンラインで復活し、5月1日から利用可能となると報じられています。
1月27日チェンマイがユネスコ世界遺産登録に向け準備進むというニュースがありました。
1月28日には、タイ北部の道路で監視強化国境の犯罪拠点問題への対策が講じられています。
同日民間航空機の搭乗拒否に関する新たな規則が発表され、2月19日施行となります。
1月29日には、タイ・ミャンマー国境の犯罪拠点一掃に向け、タイ警察が中国と連携するとの発表がありました。
1月31日には、パガン島でミャンマー人向け無認可学校を摘発講師4人を逮捕したというニュースがありました。
同日行政機構長選挙について、与党第一党と第二党が激戦を繰り広げている状況が報じられています。
同日ハマスがタイ人を含む8人を解放したという人道的なニュースもありました。
1月30日には、チェンマイナイトサファリで、ハイエナの赤ちゃん2匹を公開したという微笑ましいニュースもありました。

まとめ:2025年1月のタイは変化の時、最新情報にご注目ください

2025年1月のタイは、大気汚染問題への対策、同性婚法の施行、経済や社会の変化など、様々な動きが見られました。
特に大気汚染問題は深刻であり、今後の対策に注目が必要です。同性婚法施行は、タイ社会の多様性を象徴する出来事と言えるでしょう。

本記事が、タイの最新情報を知りたい方々にとって、分かりやすく役立つ情報源となれば幸いです。
来月以降も、毎月タイのニュースまとめをお届けする予定です。引き続きご注目ください。


免責事項:

本記事は、2025年1月22日から31日までのタイの主要ニュースをまとめたものであり、情報の正確性については万全を期しておりますが、内容を保証するものではありません。最新の情報については、各報道機関のウェブサイトなどでご確認ください。

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