チェンライ日本人会「会報」2020年7月号
2020年7月号会報の要約音声
【要約・音声】日本人会・2020年7月号会報と要約
1,7月のタイの状況と日本人会の総会開催について
会員の皆様へ。7月はタイで雨季のピークであり、被害が出ている所もあります。一方、新型コロナウイルス感染者数は世界的に増加傾向が続いており、タイ国内でも海外からの帰国者を除いた感染者数は僅少ですが、感染防止対策は引き続き必要です。日本人会では延期されていた総会を7月26日(日)に開催することが決定されました。皆様方には感染防止対策をしっかりと講じた上で、ぜひご出席いただけるようお願い申し上げます。
6月11日にチェンライ領事館で意見交換会が行われる
チェンライ領事館の松本総領事が、チェンライの「ユーナン・レストラン」で日本人会のメンバーと意見交換を行った。新型コロナウイルス感染による会員の健康リスクを配慮しての開催であった。会員に感謝し、現在チェンマイ領事館管内には日本人の感染者はいないと伝えた。また、チェンライ県とチェンマイ県の往来に問題はないとし、ビザ更新時の「年金額証明書」についても情報を提供した。松本総領事は、領事館が外国人にとって唯一の行政サービス機関であることを強調し、安全・安心して長期滞在できるように領事館と連絡を密に取りたいと述べた。
2,外国人入国規制の緩和についての検討が進む
ソムキット副首相は、タイ政府が新型コロナウイルス感染拡大が収束している国の国民のタイ入国を優先的に緩和する方向で、外国人の入国規制を今年第3四半期もしくは第4四半期に緩和することを検討していると明らかにした。しかし、政府は感染再拡大を防止するため、慎重にトレードオフを考えているとのことである。タイ経済のV字回復に必要な国内消費と観光を促進するため、外国人入国規制の緩和が検討されている。
3,ビザ更新に必要な銀行の証明書について
ビザ更新時に必要な銀行の証明書には、「預金残高証明書」だけでなく、「預金出入記録証明書」が必要な場合がある。詳細については情報収集中である。また、ビザ更新時に必要な収入が必要額を満たしていない場合は、最寄りのイミグレに出向いて担当管と相談することが必要である。オーバーステイなど、一人で悩まずに相談することが大切である。
4,八木さんの近況報告
2014年発行の会報で紹介された空手を習っていた八木伸やぎしんさんに、菅原副会長と一緒に再び訪ねて行った。77歳の喜寿を迎えた八木さんは、体格が以前よりスリムになっていた。空手道場に通っていた生徒も辞め、八木さん自身も運動不足を嘆いていた。コロナの影響で毎週飲みに行っていた店にも行けなくて困っていた。八木さんは、千葉県出身でチエンセーンに住んでいた友人を訪ねた時に、28歳年下の奥さんと結婚。男の子が誕生し、現在10歳である。タバコは70歳の時に止め、最近はビールもあまり飲まない。家は国道1号線から1Kmぐらいの場所にあり、周りの景色も変わっていた。八木さんは空手道場を使っていないため、アパートを建てて借りることも考えているという。
5,鎌田實先生に学ぶ健康維持の秘訣
100年前の大流行でも生き残った人々がいた一方、ワクチンや治療薬の恩恵に浴さなかった人々がいたことから、その生存の秘密を解く研究が盛んにおこなわれている。諏訪中央病院の鎌田實先生は、なぜ健康法をやっても続かないのかという疑問に対して、「健康維持や長生き(人生)の『目的』が無いからではないか」と答えた。氏自身もスキーを健康維持の「目的」として、寝たきりにならないことを目標にしている。また、誰かのために生きるという原則と、自分の意志で取り組むという原則が重要であると語っている。鎌田説に基づき、最近は腰を中心とする深部の筋肉を刺激することが健康維持に重要であるとされており、足のマッサージによるインナーマッスルの刺激が効果的であるという指摘もある。パンデミックで生き延びられた人々は、足腰体幹の強さにヒントがあったのではないかと考えられている。
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