チェンライ日本人会「会報」2023年3月号

2023年3月号会報の要約音声

2023年3月号会報の要約音声

【要約・音声】日本人会・2023年3月号会報と要約

1,「日本人会会報の役割と今後の展望」

日本人会会報は、設立から4年後の2008年に創刊号が発行され、現在は179号を迎えて19年目を迎えている。欠版もあったが、会員の情報伝達手段としての役割を果たしてきた。会報には、会員からの投稿や「会員紹介(訪問)」などの記事が掲載され、同じ地域に住みながら会えない会員の情報交換の手段にもなっている。編集作業は毎月20日頃に行われ、郵送費用もかかるが、会員からの待ち望む声があり、今後も継続して発行される予定。ただし、時代の流れとして、メール配信に移行することや、インターネットを活用して情報を迅速かつ詳細に提供することも検討されている。会員のニーズに合わせた情報伝達手段を模索し、さらなる発展を目指す。

2,大気汚染の対策と自衛手段

今年も2月になり、大気汚染が発生し始めました。大気汚染の原因となるPM2.5は、肺や循環器への影響が心配される微小粒子物質です。都市部ではビルの屋上や散水車を使って水を撒くことで、汚染物質を抑える対策が行われています。また、ディーゼル車を使用するトラックなどの検問や車検対策が実施され、工場に対する立入検査も行われています。農村部では野焼きや山火事が大気汚染の原因となり、マスクの着用や部屋の窓の締め切り、不用意な外出の控えが自衛手段として推奨されています。4月頃には雨が降って空気が綺麗になるため、それまで辛抱することが大切です。

3,日本人会役員報告

私、小杉誠輝は、2020年4月に役員を引き受け、今年で3年目を迎えました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、ほとんどの会の活動が制限されました。私たちは、会員の安全と健康を最優先に考え、集まりを避けてきました。年次総会や年中行事も中止または延期してきましたが、2021年12月には感染対策を万全にして、「旅館カフエ」で「餅つき大会」を行いました。そして、2022年7月になってようやく「総会」を開催しました。本来は2022年3月で役員の任期満了で改選のはずでしたが、充分な活動ができなかったこともあり、再び引き受けることにしました。

2年間、新型コロナ禍で会員の感染が心配されましたが、一人の感染者も出ずに過ごすことができたことは非常に良かったと思います。そして、2022年は新型ウイルスの変異株の流行が発生し、高齢者が感染しやすいということで、平均年齢70歳の日本人会としては感染予防に徹する必要がありましたが、「敬老の日の集い」を開催し、80歳以上の会員16人中、10人が参加してくれました。会のモットーである「健康で長生きする」が実証されました。

4,糖尿病について

糖尿病は、すい臓で作られるインスリンが不足し、血糖を正常に保つ働きが失われる病気です。一般的には、食生活と遺伝の影響が原因とされ、肥満や運動不足、ストレスなども関係します。主な症状は、疲れやすさ、目のかすみ、感染症へのかかりやすさなどです。治療には、適切な食事や運動、薬の服用などがありますが、薬の用法・容量には十分注意する必要があります。糖尿病をコントロールすることで健康的な生活が送れますが、高血圧症や腎臓病、心臓病などの合併症にも注意が必要です。自己管理が大切で、栄養・運動・休息・ストレス解消などを意識して生活することが大切です。

5,高血圧症について

高血圧症は、安静時でも常に血圧が高い状態が続く病気で、一般的に上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上を指します。初期段階では自覚症状がほとんどなく、放置すると心疾患や脳卒中などの重い病気につながる危険性があります。原因は、塩分の取り過ぎ、太り過ぎ、ストレス、運動不足などの生活習慣によるものや、体質的・遺伝的な要因、腎臓疾患やホルモンの異常などの他の病気が原因として考えられます。検査としては、血液検査・尿検査・心電図、胸部X線検査が行われます。治療は、本態性高血圧症の場合は塩分を控え、降圧剤を服用します。二次性高血圧症の場合は原因になっている病気を治療します。正しい血圧の計り方は、毎日決まった時間、朝起きてトイレを済ませた後、食事の前に計ることが望ましいです。高血圧症の早期発見と適切な治療が必要です。

チェンライ日本人会会報・2023年3月号PDFはこちら

Posted by mjflash