チェンライ日本人会「会報」2022年1月号
2022年1月号会報の要約音声
【要約・音声】日本人会・2022年1月号会報と要約
1,タイ入国に必要な手続き「タイランド・パス」
タイ入国には「タイランド・パス」の取得が必要である。大使館のHPやユーチューブを参考に申請し、往復航空券や保険証明、PCR検査を受けるホテルの予約確認書、ワクチンパスポートが必要である。保険は5万ドル以上の治療補償額が必要であり、10万ドル以上の保険しかない場合は探し出す必要がある。また、PCR検査を受けるホテルは大使館お勧めのホテルから選ぶこととなっている。タイランド・パスが取得できたら、必要書類をプリントアウトする必要がある。往路の航空券が片道だった場合でも申請可能である。
2,PCR陰性証明書の取得体験
海外旅行に必要なPCR陰性証明書を取得するため、自由診療のクリニックを探し、最も安いと思われるクリニックで受けたが、検査が混み合っており、出発日までに証明書が発行できない可能性があると説明された。追加料金を払って当日中に証明書を発行するコースを選び、最終的に2万2千円の費用がかかった。検査方法には唾液検査と鼻の粘膜検査があり、タイでは唾液検査が認められていたが、必要量を試験管に出すのに時間がかかり、尿検査のようにはいかなかった。PCR検査は入国者には無料で提供されていることから、高額な自由診療料金に疑問を感じる。
3,PCR検査とワクチンパスポートの現状
タイでのPCR検査について、筆者はバンコクでの1泊隔離とともに受けた体験を報告している。PCR検査の結果は、検査を受けた日の夜中に電話で通知され、陰性証明書はチェックアウト時に渡された。空港では、日本から持参したPCR陰性証明書やワクチンパスポートは無視され、タイでのPCR検査の結果が重視されたという。現地では、ワクチンパスポートの提示が必要な施設がある一方で、実際に求められることは稀であるとのこと。タイでは前例や規則があまり参考にならず、現場次第で対応が異なるため、注意が必要である。
4,PCR検査と偽装規制がタイで必要な理由
タイでは、COVID-19の拡大を抑制するためにPCR検査や隔離などの厳格な対策が取られている。しかし、これらの規制には偽装や不正が存在し、信頼性が問題視されている。また、ワクチンパスポートや陰性証明書の提示が求められる場所もあるが、運用にはばらつきがあり、前例や規則が参考にならない状況にある。しかし、これらの対策が必要な理由は大きく、タイは感染拡大を防ぐためにさらなる努力が必要である。
5,タイ・日本の薬局との比較
タイの薬局は、日本の薬局と比較していくつか異なる点があります。まず、処方箋なしで買える医薬品の種類が多いことが挙げられます。また、病院や薬局で処方される医薬品の量も多いため、薬局で必要な薬を手軽に手に入れることができます。ただし、日本と同じ種類の薬がない場合もあるため、注意が必要です。例えば、タイでは総合感冒薬が入手困難であり、風邪の症状ごとに薬を飲むことが一般的です。また、タイの点眼薬にはビタミン配合やスッキリ爽快感などの成分が含まれていないため、日本と異なる点もあります。一方で、バクテリア性の感染症や生活習慣病の薬など、日本では処方箋が必要な薬が薬局で手に入るため、タイの薬局は便利な場所といえます。
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