チェンライ日本人会「会報」2021年12月号
2021年12月号会報の要約音声
【要約・音声】日本人会・2021年12月号会報と要約
1,『餅つき&忘年会&Xmas会』の開催について
今年は新型コロナ禍により、会員同士での交流が難しい状況が続いていますが、タイでの新規感染者数は減少傾向にあり、都市部や主要観光地ではワクチン接種も急ピッチで進んでいます。そこで、経済の復興や観光産業の再興を目的に、十一月一日より外国人観光客の受け入れを再開しています。現在は一日平均四千人の外国人観光客が訪れています。
このような状況下ではありますが、会では、十二月二十五日に恒例の『餅つき&忘年会&Xmas会』を開催することになりました。コロナ禍で会員同士でなかなか会う機会がなかったため、皆さんと久しぶりに会って近況を話し合いたいと思います。参加される皆さんは、感染防止対策としてマスク着用や手洗い・消毒などにご協力いただけるようお願い申し上げます。
今年は苦しい年でしたが、来年は皆さんとともに良い年を迎えられることを願っています。みなさまのご参加をお待ちしております。
2,「ひまわり園」で愛される観葉植物
東京の「ひまわり園」は、約33600㎡の広大な敷地に池や草木園を有し、160種類の大小様々な樹木が植えられています。園は4年前に開園し、樹齢何百年も経つ木もあります。高価な観葉植物も多く植えられており、その中には1株○万バーツから○○万バーツもするものもあります。知識のない人にはただの葉っぱにしか見えませんが、タイ国全土にはその種の愛好家がたくさんいて、遠方からも見学に来るそうです。観葉植物は、植物の葉の形・大きさ・色・模様などを見て楽しむ栽培植物であり、家やオフィス内を活気づけ、風水的には生命力の象徴で、陽の気があるとされています。さらに、二酸化炭素を吸収して、酸素を排出する基本的な生命活動があり、湿度が高ければ抑える働きもあり、室内の空気が快適に保たれます。最近は観葉植物が投資対象にもなっており、中でもサトイモ科の観葉植物は、葉の形・大きさ・模様・色で評価され、高額で取引されています。
3,最近気になる音楽家:上原ひろみさんとハラミちゃん
最近気になる音楽家として、上原ひろみさんとハラミちゃんが注目されています。上原ひろみさんは、世界的に有名なジャズピアニストで、静岡県出身です。彼女は大学の法学部を中退後、アメリカのバークリー音楽大学を主席で卒業しました。彼女の演奏は、柔らかく時には激しく、聴衆の心を虜にします。既存の曲を演奏するだけでなく、ご自身で作曲もすることができ、クラッシック音楽と近現代音楽をブレンドしたり、いろんな楽器との競演で、新しいジャズの世界を創り出しています。2021年の東京オリンピック開会式においても、ピアノ演奏を披露し、一躍有名になりました。
一方、ハラミちゃんは、日本の有名音楽大学を卒業し、一般の会社に就職しましたが、YouTuberとしての活動をきっかけにメジャーデビューしました。彼女の演奏は超絶技巧的でありながら、何よりも彼女の笑顔が魅力的です。ピアノの魅力を伝えるためにいつもニコニコと楽しく演奏することを心掛け、ストリートやテレビなどで音楽の素晴らしさを伝えています。彼女は2020年に発売したCDアルバムで、『オリコン週間アルバムランキング』で首位を獲得しました。今後も挫折の頃を忘れずに頑張って欲しいと思います。紅白歌合戦に出場する噂もあり、今後の活躍に期待が高まります。
4,「追憶」
敬老の日にいただいた記念品に感謝します。皆様の会費の中からいただいたもので、本当にありがとうございました。初めて記念品をいただいたので、深沢七郎氏が書いた「楢山節考」が頭に浮かびました。それは、姥捨山の話で、日本にもこんなに貧しい時代があったということを教えてくれます。
また、タイのどこかで古いお墓を見つけ、タイ人から女性の墓だと聞きました。そのお墓は「唐行きさん」のようで、どんなに辛い人生だったかを想像し、手を合わせました。
そして、タイのシーラチャで二宮金次郎の木像を見ました。小学校の校門にあった銅像は、今はなくなってしまったので、戦場で鉄砲玉になってしまったのだと思います。
私たちは長期滞在者としてタイで暮らしていますが、終戦当時は食糧難の時代もありました。それでも、何とか生き延びてきました。私たちは、日本人で生まれたことを誇りに思っています。
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