チェンライ日本人会「会報」2021年11月号

2021年11月号会報の要約音声

【要約・音声】日本人会・2021年11月号会報と要約

【要約・音声】日本人会・2021年11月号会報と要約

1,新型コロナの影響により、遅れて開催された総会の概要

4月に予定されていた総会は、新型コロナ感染拡大の影響により、前年度同様に遅れての開催となった。7月には郵送によるアンケートが行われ、暫定的に会員から回答を頂いたが、改めて対面での議会が行われた。出席者数は、会員65名中24名にとどまった。各議題については賛成多数で決定したが、お神輿については再度審議することになった。今年度の活動予定では、12月に『餅つき大会』を実施することが決定した。また、『BBQとONSENの旅』、『プー・チー・ファーの旅』の紹介もあった。安全対策連絡協議会では、藤崎領事から犯罪・交通事故・新型コロナウイルス情報について説明があった。今回はコロナ禍ということで終了後の懇親会は行わず、各自にお弁当が配られた。出席できなかった方には、今後も会としての活動があるので、参加をお願いする旨が伝えられた。

2,チェンラーイ市内に建つポー・ワン・マンラーイ王の像について

チェンラーイ市内の五叉路には、メンラーイ王(ポー・ワン・マンラーイ王とも呼ばれる)の像が建っている。彼は1262年にチェンラーイを建国した王であり、モン族の法典を参考に内政を強化し、ランナー王朝を成立させた。その後、数々の都市国家を攻撃し勢力を拡大し、1338年にはパヤオ王国を、1443年にはプレー王国を、1448年頃にはカーオ王国を併合するなど、著しく勢力が拡大した。しかし、1523年の敗北や水害などが原因で疲弊し、1558年にビルマの侵攻により属国となった。その後、1804年にビルマ軍を一掃し、チャクリー王朝の支配域に置かれるなど勢力は拡大した。ポー・ワン・マンラーイ王は、チェンラーイ市内で敬意を表す対象となっており、訪れる観光客は合掌することが多い。

3,自転車でチエンコーンへ

10月に入り、爽やかな天気の中、自転車で一人旅に出かけることにした。家を早朝に出発し、田んぼの稲刈りが行われる風景を眺めながら、約1時間半で25km地点に到着した。そこからはメコン川沿いに進み、お寺で旅の安全を祈願し、フアームで腹ごしらえをしてからサイクリングロードを走る。タイでは、市民参加型のサイクリングイベントがブームとなり、多くの市民が楽しんでいる。チェンコーン方面に向かうと、山道に入り、急勾配の峠を数箇所超える必要がある。しかし、山頂からの景色や下り坂の爽快感は苦労をしてこそ味わえるものである。チェンコーンに到着すると、金色の仏像やラオス領のフエサーイが見え、旅の疲れも吹き飛ぶ。

4,チェンマイ「ロイクラトン」祭りが今年も開催決定

新型コロナウィルス感染拡大の影響で昨年は規模が縮小されたチェンマイの「ロイクラトン」祭りが、今年は11月19日(金)と20日(土)の2日間、タイ陰暦12月の満月の夜に開催されます。この祭りは、13世紀のスコータイ王朝で始まった川の女神への感謝を捧げる祭りで、バナナの葉でハスの花を形どった灯篭を川に流すことが起源です。

チェンマイの町の至る所で行われるこの祭りですが、旧市街のターペー門などではコムローイ上げを楽しむことができます。また、メージョー大学やドイサケット温泉広場など数か所で一斉に灯篭が上げられる会場もありますが、チケットが必要です。交通渋滞も予想されますので、チェンマイグルメの「カオソーイ」にも挑戦してみるのも良いでしょう。今年も多くの人々が集まる素晴らしい絶景を楽しみましょう。

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Posted by mjflash