「最近のタイのニュース&音声」2023年03月12日
1. 8車線のタイ国内最大幅の河川橋、2024年早々に正式開通
バンコクのチャオプラヤ川に架かる国内最大幅の河川橋の建設が、2024年までに正式に完了する見込みであることが、タイ高速道路公社(EXAT)から発表されました。この橋は8車線で、バンコク都心部とドンムアン空港を結ぶ高速道路の一部となります。橋の建設は2023年3月中に完了し、その後テスト走行や安全検査を行った上で、2024年初頭に開通する予定です。この橋は、バンコクの交通渋滞や大気汚染を緩和する効果が期待されています。
2. タイ観光局、ヨーロッパからの旅行者を600万人を目標に
タイ観光局(TAT)は、ベルリンで開催された国際観光見本市(ITB Berlin)で、2023年にヨーロッパからの旅行者を600万人を目標にすることを発表しました。これは、パンデミック前のレベルの約80%に相当します。TATのユタサック・スパソーン総裁は、タイは「Visit Thailand Year 2023: Amazing New Chapters」というキャンペーンを展開し、新しい観光体験やサステナブルな観光政策をアピールすると述べました。また、タイは2023年1月から全ての旅行者に対して入国制限や検疫義務を撤廃し、タイパスやCOEなどの事前申請も不要にしたことも強調しました3。
3. タイ中央銀行、モバイルバンキング詐欺対策を発表
タイ中央銀行(BoT)は、モバイルバンキング詐欺に対処するため、URLを含むSMSの送信禁止、5万バーツ以上の送金の際の生体認証等、送金の日数制限など、銀行が実施すべき新しい対策を発表しました。タイ中央銀行のセタプット・スティワートナルプット副総裁は、オンラインバンキング詐欺が増加し、銀行の顧客に大きな損失をもたらしていることを指摘しました。
4. タイ、大気汚染で子供や妊婦に屋内での滞在を勧告
タイ当局は、有害なスモッグが広範囲に広がり、100万人以上の人々が医療機関を受診する事態となっていることを受けて、子供や妊婦には屋内での滞在を、外出する人々にはマスクの着用を勧告しました。特にバンコクや北部の都市では、大気中の微粒子物質(PM2.5)の濃度が世界保健機関(WHO)の基準値を大幅に超えています。タイ政府は、車両の排気ガスや工場の排煙などの汚染源を抑制するため、交通規制や生産停止などの措置を講じていますが、効果は限定的です。
5. タイ選挙委員会、TikTokと協力してフェイクニュースと戦う
タイ選挙委員会は、2023年に予定されている総選挙に関する正確な情報を発信するため、ショートビデオプラットフォームのTikTokと協力することを発表しました。タイ選挙委員会のチラヨット・チャンワンニット委員長は、TikTokは若い世代に影響力があるメディアであり、選挙への参加や意識を高める役割を果たすと期待していると述べました。また、TikTokはフェイクニュースや誤情報を検出し、削除するシステムを導入しているとも説明しました。タイでは、2019年以来初めてとなる総選挙が2023年11月に実施される予定です。
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