チェンライ日本人会「会報」2022年8月号

2022年8月号会報の要約音声

2022年8月号会報の要約音声

【要約・音声】日本人会・2022年8月号会報と要約

1,チェンライ日本人会 臨時総会の報告

チェンライ日本人会は、7月17日(日)に臨時総会を開催し、会員25名が出席した。議題は、会の活動と活性化、会則の変更、次期役員、会報、住所録などの個人情報の扱い、その他連絡網などであった。活発な議論が行われ、会員全員の創意が重要であることが実証されたため、今後も話し合いの場を増やし、多くの方々のご意見を取り上げて会の活動に活かしていくことが決定された。臨時総会の内容は、9月号の会報に掲載される。

2,チェンライ領事出張サービスと相談会のお知らせ

チェンライにて、領事出張サービスが実施されます。各種証明の申請・交付、パスポートの更新、在外選挙登録の受付等が行われます。また、同会場でチェンライ日本人会「よろず相談会」が開催され、悩みや相談事があれば気軽に参加できます。最近日本国内で問題となっている孤独や孤立の問題が、海外で暮らす人々にも起こり得ることが紹介され、お一人で悩まず相談することが呼びかけられました。

3,タイにおける大麻規制緩和に関する注意喚起

タイ政府が大麻に関する規制緩和を進めており、大麻を含む製品が広く流通していること、医療・健康目的の家庭内栽培が解禁されたことが報告されている。ただし、娯楽目的での使用や公共の場での使用は禁止されている。日本では大麻取締法に基づき所持等が禁止され、タイでも引き続き娯楽目的での使用は認められておらず、公共の場で大麻を吸引することなども禁止されている。大麻を乱用することで健康被害が生じることが指摘されており、日本及びタイの法令を遵守し、安易に大麻に手を出さないよう注意するよう呼びかけられている。

4,「池上耕司さんの福岡県出身とタイ生活」

福岡県は多くの著名人や芸能人を輩出する土地柄として知られており、日本人会の中にも福岡県出身者が数人いる。その中でも、最近引っ越しされたばかりの池上耕司さん宅にお邪魔し、福岡県のことやご本人のことを伺った。池上さんは、福岡県北九州市で生まれ、厳格な家庭の長男として育った。若い時は車のレーサーとして活躍していたが、1997年からチェンマイに滞在して飲食店を経営していた。そして、2010年からチェンライへ引っ越し、毎年4月から9月までの期間だけチェンライに住んでいる。好きな言葉が、「日々感動」、「自由奔放」で、滞在中はゴルフと温泉のタイ生活を満喫している。ゴルフは毎週しており、時々愛車で旅行するのが楽しみだそうだ。また、好きな歌手は葛木ユキさん(今年6月亡くなられた)だという。池上さんの信条は、「来るものは拒まず去るものは追わず」で、大変気さくな方で沢山の人と交流を持っており、いろんな情報や知識が豊富な方だ。

5,観光客は戻るか

タイランド・パスが外国人入国者に対して廃止されたことで、タイへの外国人観光客が増えるだろうか。感染症前の2019年には約4千万人の外国人観光客がタイを訪れたが、中国人が1千万人と全体の4分の1を占めていた。しかし、中国の経済の低迷や共産党政権の外国旅行制限などから、中国人の渡航数は減少している。また、日本人観光客も2019年には190万人と過去最高を記録したが、現在は日本の入国制限や航空便の少なさなどから、増加が見込めない状況である。日本政府も国民を外に出したくないと考えており、帰国時のPCR検査陰性証明なども厳しい。タイへの観光客の回復には、まだ多くのハードルが残っていると言える。

6,タイとラオスの旅行について

タイでは新型コロナウイルス感染症の感染者数が減少傾向にあり、マスク着用義務も原則として解除されつつあるが、混雑した場所では推奨されている。一方、ビヤバーやカラオケなどの営業は再開されており、観光客受け入れ準備も進んでいる。しかし、タイランド・パスの制限により海外旅行はまだ制限されており、台湾、ミャンマー、カンボジアなどへの入国も制限されている。ただ、ラオスへの旅行は可能であり、日本国籍所有者にはビザが免除されている。かつては日本人だけがビザ不要であったことから誇りを感じていたが、今はラオスへの旅行自体にあまり意味を感じていないとのこと。過去にはメコン川を渡ってフエサイに泊まったり、ルアンプラバンやワット・プーなどの観光地を訪れたことがあるが、今は再び行くかどうか検討中とのこと。

7,旅行への関心が薄れる現代と、年齢による気力の低下

20年前に「イナーシャ」という言葉が使われていたように、現在も慣性が付いた状態が続いているため、旅行に対する関心が薄れているという。また、政治経済分野でも用いられており、「デフレもイナーシャがついているからしばらくは不況が続くだろう」といった発言があったという。

今の状況は、旅行するための気力が薄れているため、欧米など遠い場所に行く計画を立てることもなくなっている。また、以前は同じ場所でも旅行するたびにワクワク感を覚えたが、今はそのような気持ちが消えてしまっている。

最近はプロテニスを観戦することで気分転換をしていたが、それが終わった後にトーナメント・ロスに襲われたような気がしている。年齢による気力の低下が原因かもしれないと思うが、それも自然なことだと述べている。

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Posted by mjflash